前回は感度が上がることについて説明しました。
今回は、全身を性感帯にすることについて書きます。
全身が性感帯。
たまにAVやエッチな読み物(小説、マンガなど)で出てくる言葉ですね。
ある意味、男のロマンかもしれません。
女性にとっては何でしょう?
妄想や願望でしょうか?
憧れている人は確実にいますよね。
「いやーそこまでは…」という人もいます。
「私はそこまではならないと思います。」って人もいます。
まあ理論上は、誰でも全身が性感帯になるんですけどね。
ただ、ここで書いている全身が性感帯という言葉には、2つの意味があります。
1つは、文字通り全身が「全て」性感帯になってしまう状態ですね。
もう1つは、全身が「どこでも性感帯に」できる、ということです。
エッチな催眠は楽しいもので、性感帯を体のあちこちに生み出したり、移動させたりできるんです。
一番わかりやすいのが、手の指ですね。
自分の手を眺めながら想像してみるとわかりやすいかもしれません。
例えば人差し指の先っぽをクリトリスにする、なんてことはよくやります。
あ、人差し指限定じゃなく、小指でも中指でも、好きな指でいいですよ。
何なら足の指でもいいです。
指先をクリトリスにして、そこを触られたり舐められたりすると、実際にクリトリスに触られたり舐められたりしているのと同じような感覚を味わいます。
感じ方も、指先にクリトリスがもう1つできた感覚で、「本物の」クリトリスには特に何も感じない場合と、指先を触られたり舐められたりすると「本物の」クリトリスがそうされているように感じる場合とがあります。
文字での説明がちょっと難しいんだけど、違い、わかりますかね?
厳密に言えば、もっと違いがあるかもしれません。
それこそ催眠の感じ方は人それぞれですから。
じゃあ何で指先をクリトリスにするのが一番わかりやすく、多くの女性がそうなるのか、なんですが。
人間って指先の感覚が発達しているから、だと思います。
「ペンフィールドのホムンクルス」って、たぶん知らないでしょうから、画像検索してください。
手と口がやたらでかい、変な形をした人間の像が見つかると思います。
これは、それぞれの部位に繋がる神経が脳の中でどのくらいの割合を占めているかを、対応している各部分のサイズを変えることでわかりやすくしたものです。
これによると、人間の脳は手と口に大半が使われているってことになります。
わかりやすくいえば、それだけ手は脳と関わりが深く、敏感だということです。
なので、手の指をクリトリスにするのがわかりやすいんですね。
同じように、口をアソコにするのもわかりやすいです。
その状態で口を触れば、アソコに触られたように感じますし、キスされればアソコにキスされたように感じます。
口の中に何かを挿入すれば、アソコに何かを挿れられたように感じるわけですね。
で。
ちょっと想像してみて欲しいんですけれど、例えば好きな指をクリトリスにして、口をアソコにしたとします。
クリトリスにした指をアソコにした口に挿れて、舐めたりしゃぶったりしたら、どうなるでしょうか?
クリトリスを舐められた快感と、アソコに指を挿れられた快感を、同時に味わえるってことです。
見た目は、人差し指を自分の口に咥えておしゃぶりしている姿です。
あ、人差し指じゃなくても何指でもいいので、好きな指を選んでください。
当然催眠ですから、服を着たままでも全然できます。
でも、本人がリアルとして感じている実感は、クリトリスを舐められている気持ちよさと、アソコへ指を挿れられている快感です。
口の中にGスポットを作ることもできますから、そこを刺激するように動かしながら舐めれば、クリトリスを舐められながら指を出し入れされてGスポットを刺激されている感覚を体験することもできます。
口の中の指の感覚、アソコの中の指の感覚、クリトリスを舐められている感覚が同時に襲ってきますから、一人3Pみたいな感覚かもしれません。
・・・いや、4Pか、この場合は。
また催眠で何ができる?で書いた、目の前の物に性感帯を移すのを使うと、見た目はさらに自然になります。
暑くなってきたので、スタバでフラペチーノを頼む女性が増えてきましたね。
例えば、そのストローをあなたのクリトリスにすることもできます。
そうして口をアソコにすると、ストローを口にくわえるたびに、アソコに挿入される感覚と、クリトリスを舐められる感覚を同時に味わえます。
お店の店内でね。
もちろんマックシェイクでもできます。
まあとにかく、もともと敏感な部分を性感帯にするのは、比較的やりやすいです。
妄想や願望ではなく、現実に実現できます。
指をクリトリスにする程度は、人によっては今できちゃいますので、興味ある人は試してください。
簡潔に段取りをまとめると、こうなります。
①集中できる環境で、クリトリスを舐められたときの気持ちいい感覚を思い出して、体の中で再現してみる。
②感覚が少しでも再現できたら、その感覚がより強くはっきり感じられるようにイメージする。
③感覚が強くなってきたら、指先でクリトリスに触れる。
④クリトリスから気持ちいい感覚が指先にも伝わって、クリトリスと指先とで一緒の気持ちよさを感じられるようにイメージする。
⑤一緒に感じられてきたら、気持ちいい感覚をだんだん指先に移していく。
⑥気持ちいい感覚が全部指先に移ったと感じたら、クリトリスから指先を離す。
⑦指先にさわってみると、クリトリスを触られたように気持ちよく感じられるようになっている。
まずリラックスして集中できる環境を準備します。
周りの音が、なるべく気にならない時間帯で。
明かりを消してもいいですので、目を閉じて深呼吸をしばらくして落ち着いてください。
深呼吸をして落ち着いたと思ったら、クリトリスを触られたり舐められたりしたときの感覚を思い出し、クリトリスに感じます。
「どんな感じだったかなー。」
からのスタートでいいですよ。
ゆっくり落ち着いて、そのときの感覚が思い出されるように、呼び覚まされるようにイメージしてください。
実際に、そうされているときのことを思い出してもいいです。
で、ぼんやりとわずかにでも快感を感じられるようになったら、その感覚だけに集中します。
そして、だんだん強めるよう意識します。
強くなってきなーと思ったら、服の上からでもいいので、感覚を呼び覚ましたい指でクリトリスに触れてください。
そして、クリトリスで感じている快感が、触れている指先をも包んで一緒になっているようにイメージしてください。
指先がムズムズしてくるかもしれませんし、ジンジンしてくるかもしれませんし、温かくなってくるかもしれません。
そうすると、だんだん指先でもクリトリスと同じような快感が感じられてきます。
クリトリスと指が一緒になったような、境目がなくなったような感じになります。
そうしたら、その感覚が全部指先に移動するようにイメージしてください。
完全に移ったら、指先にをクリトリスから離して、触るなり舐めるなりしてみてください。
その状態でも指先が気持ちよく、また触るとクリトリスに触られたときのような快感を感じられたら成功です。
うまくいった女性は、実際にエッチな催眠やエロ催眠を体験したら、もっと気持ちいい体験をできる可能性は、とても高いです。
では、なにも感じられなかった女性はどうなのかというと、やはり可能性は高いです。
というのも、これは自己催眠なので、向き不向きがかなり影響するからです。
自己催眠って意外と難しいんですよ。
肩を揉むと気持ちいいという女性は多いですよね。
自分で自分の肩を揉んでも、気持ちいいことは気持ちいいかもしれません。
けれども、人に揉んでもらったほうが楽ですし、気持ちいいですよね。
ですからマッサージ屋が商売になるわけで。
それと似たようなもので、催眠って自分でもできますが、他人にかけてもらったほうが気持ちいいし、楽なんです。
「お店で揉んでもらうより自分で揉んだほうが気持ちいい。」って女性は、まずいないでしょう。
ですので、今回は感じられなかった人も、実際に催眠を体験してみたら、感じられるようになる可能性は高いんですね。
あ、もちろん一番最初に書いたように、文字通り全身が「全て」性感帯になってしまう状態にすることもできますよ。
でもそれやっちゃうと、寝ても立っても座っても感じ続けることになります。
寝ているときは背中から、座っているときはお尻から、立っているときは足の裏から快感がわき起こってきます。
それはそれでいいかもしれませんけど(笑)